暗号資産の管理は自己責任
山口県で4630万円の誤振込がありました．
日本円などの国家による通貨は，誤送金をしても，返金してもらえる可能性があります．
(山口県の場合，さっさと使われてしまったけれど．)
ですが，暗号資産で誤送金すると，返金されることはまずありません．
暗号資産の管理は自己責任です．
ハッキングによる暗号資産の盗難事件が度々報告されます．
犯人が逮捕される，または暗号資産のコミュニティが奪い返す(イーサリアムクラシック誕生時)，取引所で取り返す以外は，奪われた暗号資産が返ってくることはまずないです．
日本の取引所は，ハッキング等で暗号資産の盗難があっても，Mt.Gox以外は誠実に対応し，補填しています．
ただ，基本的に暗号資産の管理は自己責任です．
暗号資産を常に取引所に預けるのはリスクがあります．
自分で安全に暗号資産を管理する
Blockchain.comなどのオンラインウォレットで暗号資産を管理する方法もあります．
オンラインウォレットの登録はユーザー名，Eメールアドレス，パスワードなどが必要になるので，それぞれにセキュリティ上のリスクがあります．
また，酷いオンラインウォレットはサイト自体が無くなることも…
私はハードウェアウォレットで暗号資産を管理しています．
私がメインで使用しているハードウェアウォレットはTrezorです．
Trezorが日本で簡単に購入できるサイトはAmazonですが，何故か高騰している…
↑安く見えても送料が1万円とかがあるので，注意して下さい．
英語が得意な方は，販売元のオンラインショップで買った方が安いです．
Crypto Hardware Wallets - all products | Trezor - Official eShop
Trezorの使い方は日本語のマニュアルがあります．
Trezorの安全性と使いやすさ
Trezorは，リカバリシード(24個の英単語)の情報さえあれば，機械が盗まれたり壊れたりしても暗号資産は失われません．
逆に言うと，リカバリシードだけは絶対に流出してはいけません．
私は，火事が起きても大丈夫なように，リカバリーシードをステンレス製のメモ帳に記載しています．
リカバリーシードは絶対に奪われない場所に保管しましょう．
PCがウィルスに冒されていても，Trezorは独立したハードウェアウォレットなので，暗号資産が流出することはありません．
Trezorのみで扱える暗号資産は14個です
多くの暗号資産(例えばNEMなど)のウォレットアプリやオンラインウォレットとTrezorは連携しており，実際に扱える暗号資産は1000個以上の膨大な数になります．
Trezorと連携するだけで多くの暗号資産が扱え，ユーザー名やパスワードの設定がいらず，もの凄く楽です．
小遣い程度の暗号資産なら取引所に預けるだけでもいいですが，私のように資産のほとんどが暗号資産の場合，必ずハードウェアウォレットを利用しましょう．
