セミリタイアの聖地杵築市と自然災害リスク
不動産情報サイトで色々物件を見ていますが,やはり新しく建てられたアパートやマンションは自然災害リスクの高い所が多いですね…
昔からある杵築市の市街地がやはり自然災害リスクが少ないです.
昔の人は自然災害リスクが少ない場所にまず住みます.
ここらへんの自然災害の情報は,水害ハザードマップの説明が義務化されているので,賃貸契約時に説明されます.
説明しない業者がいたら,もう関わるのは止めましょう…
杵築市と地震
杵築市の防災マップでは地震についてのリスクの説明がありません.
杵築市内は活断層図が作られていませんが,活断層がない訳ではないです.
調査したら見つかる可能性があります.
九州は,島原から阿蘇,別府湾にかけて南北に分かれる地殻の動きがあります.
イメージとしてはアフリカの大地溝帯のような状況です.
大地が裂けているので,活断層も多く,地震が起きやすい場所です.
過去には慶長豊後地震(1596年,M7)が別府湾周辺で発生しています.
地震の被害は地震の大きさももちろん影響しますが,地盤の質によっても変化します.
基本的に水害ハザードマップで水害を受ける範囲は,地盤が軟らかく,地震でよく揺れます.
杵築市と火山
あまり気にしなくてもいいのですが,火山のリスクもあります.
まず,こんなこと考えなくてもいいのですが,阿蘇山が本気の噴火をすれば九州の人はみんな死にます.
阿蘇山が本気の噴火をすれば,九州だけでなく,火山灰などで日本全体に被害をもたらし,日本経済はほぼ終わります.
そんなことは置いておいて,杵築市や別府湾周辺に関わることを考えます.
由布岳・鶴見岳から火砕流が杵築市に来ることはないと考えられています.
鶴見岳が噴火で山体崩壊し,海に大量に土砂が流れ込むと津波が発生します.
島原では,噴火に伴う山体崩壊で,島原大変肥後迷惑と呼ばれている津波により1万5千人が津波で亡くなっています.
杵築市の防災マップの津波は,南海トラフの地震によるものしか検討されていないと思います.
山体崩壊による津波は計算・想定しにくいので,杵築市にどれだけ津波が来るのかは未知数です.
自然災害リスクを考えると,昔ながらの市街地が一番
自然災害リスクを考えると,杵築市役所のある,昔からの市街地がいいですね.
ただ,昔からの市街地には安い賃貸物件が少ない…
自然災害のリスクを考え出すとキリがないです.
私が一番気にする自然災害は,遭遇する可能性が高い土砂災害と洪水です.
杵築市に移住するなら,せめて土砂災害と洪水のリスクが少ない場所にしたいなと思います.